いますぐ、花粉症をなんとかしたい方へ

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こんにちは。

中巨摩郡昭和町のライフ自然療法室の有野です。

花粉症は多くの人が悩まされる症状のひとつです。

花粉症は目が痒くなったり、鼻水、くしゃみが止まらなかったり、呼吸が辛かったり、肩や首の筋肉が凝ったりあらゆる症状が起こります。

毎年苦しむ花粉症を何とかしたい方はぜひ、ご覧ください。

花粉症のメカニズム

 花粉を体内で吸収することで、異物と認識し攻撃することで体から排除しようとする仕組みがあります。

その際に異物に反応するときに自分の体も攻撃してしまうのがアレルギー反応です。

下の図は花粉症の発生機序を表したものです。

厚生労働省から引用

 花粉が体内に入ることでマクロファージと出会い、異物が入ってきたと認識します。

マクロファージにより得た異物の情報をT細胞(免疫細胞)に送ります。

さらに、T細胞は花粉の情報をB細胞にも送り、B細胞は花粉にピッタリ合う抗体(IgE抗体)をを作ります。

ここまでが、異物が体内に入ってから抗体を作り出すまでの最初の段階です。

厚生労働省から引用

 上の図は花粉症のメカニズムを表した図になります。

さきほどたくさん作られたIgE抗体は肥満細胞と呼ばれる細胞に結合します。

そして、再び花粉が体内に入ることで肥満細胞からヒスタミンと呼ばれる物質が放出されます。

 ヒスタミンが放出されることで花や目などが刺激され、鼻水やくしゃみ、目が痒くなったりします。

なので、アレルギー性鼻炎の方は抗ヒスタミン剤をお飲みの経験があるかと思います。

ヒスタミンが肥満細胞から放出されるのを防ぐために抗ヒスタミン剤を使います。

免疫で重要なのは腸

 体の中でもっとも免疫が集まっている臓器は腸です。

腸内環境の状態が悪いと免疫機能は暴走し、自分の体を攻撃しやすくもなります。

腸内細菌は3つあります。

・善玉菌
・悪玉菌
・日和見菌

悪玉菌の割合が多くなると免疫細胞のTh2細胞が活発になると言われています。

Th2細胞が活発になるとIgE抗体を作り出すB細胞も活発にします。

 つまり、免疫の暴走が起こることでアレルギーも引き起こされます

そして、現代人はさまざまなものにアレルギー反応を起こしています。

魚や小麦粉、果物、鉄、ねこ、犬などを異物と拒絶反応を示し、自分自身の体を攻撃してしまいます。

それだけ、現代人は腸内環境が乱れ、免疫が暴走しているということです。

腸内環境を整える秘訣

 日本人の主食はお米ですが次に食べている割合が多いのが小麦粉製品かと思います。

小麦粉はパン、パスタ、お好み焼き、たこ焼き、ケーキ、クッキーなどありとあらゆる食べ物にあります。

小麦粉にはグルテンと呼ばれる物質が含まれています。

グルテンは腸内の粘膜細胞を壊してしまい、腸内環境を悪化させます。

食べたものの栄養を吸収する場所は小腸であり、水分を吸収するのは大腸です。

 腸は脳や皮膚と深いかかわりがあります。

脳ではストレスを感じることで腸内環境も乱れやすくなります。

また、口、内臓、肛門は1本の管であり、内側の皮膚でもあります。

内臓の負担が大きいと皮膚トラブルも大変多いです。

普段、小麦粉製品を口にすることが多い方は少し気を使って減らしてみるといいと思います。

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

花粉症はどこを見直せば、改善していくのか少し理解できましたでしょうか?

 抗ヒスタミン剤はたしかに花粉症の症状を落ち着かせていますが、免疫の暴走を意図的に抑えてるだけでしかないです。

薬は内臓への負担も大きいため、腸内環境はさらに悪化し、花粉症も悪化しやすいです。

ぜひ、食生活を見直してみてください。


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