こんにちは。
山梨県中巨摩郡昭和町の【ライフ自然療法室】の有野です。
膵臓が腰痛にどう関係するか書きたいと思います。
膵臓とは?
膵臓は、胃の後ろに位置する臓器であり、背面にあります。
膵臓には、主に2つの役割があります。
外分泌機能
消化酵素を分泌し、食べ物の消化の手助けをします。(アミラーゼ、トリプシン、リパーゼなど)
膵液はアルカリ性であり、胃酸を十二指腸内で中和して、消化を助けます。
内分泌機能
血糖値の調節に関わります。
血糖値を下げるときはインスリン、血糖値を上げるときはグルカゴンのホルモンを生成し、血中に分泌します。
膵臓に負担をかけるとは?
膵臓は、消化酵素を分泌し、炭水化物やタンパク質、脂質を分解し、吸収する手助けをします。
食事によって、消化酵素が過剰に分泌せざるを得ないということになると、膵臓に負担をかけてしまいます。
炭水化物であれば、パン・麺類・お米・ジャガイモなどです。
タンパク質であれば、肉・大豆。卵・魚などです。
脂質であれば、揚げ物・チーズ・バター・マヨネーズなどです。
これらの3大栄養素の摂取が偏れば、膵臓に負担がかかるかと思われます。
また、膵臓の病気で急性膵炎・慢性膵炎があります。
急性膵炎は、アルコールが原因でなることがほとんどですが、メカニズムはいまだに解明されていません。
慢性膵炎は、長期にわたり膵臓に負担がかかることで、膵臓に炎症が起こり、機能が失われるような病気です。
どちらにせよ、普段の食事の偏りが、膵臓に負担をかけやすいので気をつけましょう!
膵臓と腰痛の関係性
膵臓は、胃の後ろにあり、背面に位置しています。
上の図の黄色の部分は、後腹膜腔と呼ばれる部分です。
後腹膜腔には、膵臓・腎臓・十二指腸・尿管・副腎などがあります。
膵臓に負担がかかると、後腹膜から腰椎部の関節は固くなり、筋肉もコリができやすいです。
筋肉は骨格筋であるように、内臓も平滑筋と呼ばれています。
つまり、内臓も筋肉というわけです。
筋肉だけに限らず、内臓や骨などは必ず膜というもので覆われて、周囲の組織と繋がっています。
なので、膵臓から腰痛を引き起こしてしまうわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
膵臓に気を配り、食事を見直してもいかかでしょうか?
症状も病気も作り出しているのは、自分自身なわけで、揉んだり、薬を飲んで治そうとするのは無意味です。
痛みをごまかしたところで、再び腰痛になるのは、目に見えています。
食事が原因なのであれば、食事を見直せば、大いに腰痛は改善へと導かれると思います。