腰痛と骨盤・背骨の異常は関係ない

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 こんにちは。

山梨県中巨摩郡昭和町の【ライフ自然療法室】の有野です。

何かと、整体や整骨院、マッサージ院などでよく目にする骨盤矯正・背骨矯正は本当に意味あるものでしょうか?

今回は、腰痛に骨盤・背骨矯正は無意味の説明をしていきたいと思います。

背骨と骨盤の異常

 整体やマッサージ、もみほぐし、マッサージ院などで、骨盤や背骨が歪んでいるから腰痛です。

と言われたことがあると思います。

病院でも、レントゲンで背骨の隙間が狭くなっているとか、背骨が歪んでるから腰痛と言われた経験があるのではないでしょうか?

本当にそのような原因であれば、狭くなっている隙間を牽引や施術で広げたり、骨盤・背骨の歪みを矯正したら治るのではないでしょうか?

このブログを読んでいるあなたは、おそらく、ありとあらゆる治療法、施術を試してきたと思います。

結果も、一時的で腰痛が再発し、悩んでいることだと思います。

 骨盤の歪みや背骨の歪み、背骨同士の隙間が狭くて腰痛になるというのは関係がないです。

基本的には、背骨や骨盤は健康な人でも必ずと言っていいほど歪んでおります。

背骨の歪みもアメリカでは病気の原因ではないと明らかにされています。

年を老いてくれば、筋肉は萎縮し、身長は縮み、背骨の隙間は狭くなっていきます。

腰痛はいったいどこから?

 まず、体に原因があるということを考えないでください。

なぜなら、心に注目してほしいからです。

心と体は密接に関係しています。

そもそも、痛みとは生命の危機を知らせるために、身の安全を守るために発しているものです。

 骨盤や背骨の歪みは痛みを出すために起こっているものであり、身の安全を守るために引き起こしているのが痛みでもあります。

腰痛になる原因が、骨盤や背骨の歪みからというのは間違いということです。

自律神経

 自律神経は私たちの体を無意識に調整しています。

呼吸や血圧、脈拍、消化吸収、排泄、代謝などは意志と関係なく、自律的に働いています。

しかし、ストレスによっては自律神経は乱れ、体に影響を与えます

 自律神経の働きのひとつに、生き残りをかけて緊急事態に対処するというものがあります。

自律神経中枢が身の危険を感じると、即座に戦闘態勢モードのスイッチが入り、身の安全を守ろうと「闘争・逃走反応」が起こります。

心拍数や血圧を上昇させ、消化吸収機能や排泄機能を停止させ、闘争・逃走に必要な筋肉に大量の血液を送り込みます。

 現代はストレスに溢れている世の中です。

闘争・逃走反応が置かれた状況でもどうすることもできないのが現代社会と言っても過言ではありません。

仕事で上司に怒りをぶつけることもできない中で、殴りかかったり、その職場を辞めて離れることができないかと思います。

そうなると、不満を持ちながら我慢して、仕事を続けるしかありません。

これでは、自律神経は正常に働かないのも無理はありません。

 慢性的なストレスによって、自律神経が乱れることで、体内を流れる血流量も乱れてしまいます。
組織への血流量が乱れることで、酸素欠乏を起こすようになります。
酸素欠乏を起こすことで、神経に影響を与えてしまい、痺れや痛みを感じるようになります。

 それが、腰痛なわけです。

なので、心は自律神経と密接に関係しており、簡単に痛みあるいは病気までも作り出してしまいます。

ストレスはそれほどに大きなものであり、原因にもなるものです。

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

どうしようもない戦うも逃げようもないストレスが、どのようにして痛み・痺れになるのか理解できたと思います。

慢性的なストレスが痛みだけでなく痺れ、最悪の場合は病気なんてことまで考えられたと思います。

症状や病気になってから、自分自身を見つめなおして気づくこともあります。

自分のことを疎かに、他人のため、仕事のために頑張りすぎたりすればするほど、体は痛みや痺れを引き起こして、本来のあなたを気づかせようとします。

本来のあなたは、ストレスに振り回される人生ではなく、どんな人生を歩みたいのか。

それを気づかせるために体はストレスからあなたを守ろうとして、腰痛になっています。

そう考えると、腰痛にも感謝できるかと思います。


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