普段、呼吸って無意識で吸ったり吐いたりしてます。
しかし、こんな時代だからこそ、深呼吸をして呼吸に意識を向けることが大切です。
マスクによる酸素不足
コロナウイルスが流行ってからもう2,3年くらい経っているかと思います。
今でもマスクをし続けている人をよく目にします。
お店にもマスクを着用するように張り紙が書いてあったり、仕事中もマスクを義務付けられたりと息苦しいと思います。
人間は酸素がないと生きていけません。
マスクをすることで体内に入る酸素は少なくなり、体の隅々の細胞まで酸素が十分に行き届かなくなります。
酸素が十分に行き届かなくなるということは体の代謝が低下し、免疫機能ももちろん低下します。
肺に入る酸素の量は減り、呼吸も浅くなり、肺の弾力性は落ちます。
弾力性が落ちると肺が膨らみにくく酸素の入る量が減ります。
呼吸に役割を果たす筋肉で横隔膜と呼ばれる部分があります。
横隔膜は肺が膨らんだり萎んだりすることで上下に動きます。
呼吸も浅くなりますので、もちろん横隔膜も動きが少なくなり固まりやすくなります。
昼休憩やマスクをしていないときは大きく息を吸って、吐いてください。
深呼吸をして、全身に吸った酸素が巡るイメージでやってみてください。
ちなみに、下の図はマスクの穴の大きさと花粉、細菌、ウイルスの大きさを表したものです。
朝日新聞Digitalを参照
マスクの穴に対して大きいものはスギ花粉だけです。
細菌やウイルスはマスクの穴を通り過ぎて口と鼻の中に入ってきます。
つまり、マスクをしようと花粉以外はガバガバに吸い込みまくっています。
酸素を吸う量が少なくなり免疫は下がり、ウイルスをガバガバに吸いこんでいるということです。
なので、深呼吸しましょう。
横隔膜とは?
横隔膜は肺に空気が入ることで上下に動きます。
横隔膜はドーム状の形をしてパラシュートのような筋肉です。
横隔膜は上の図の赤で囲った部分にあたります。
横隔膜の上には真ん中に心臓、心臓を挟むように肺が並んでいます。
上の図の赤い線が横隔膜で青い線が肝臓なのですが、横隔膜が上下に呼吸と同時に動くことで肝臓をポンプします。
肝臓をポンプすることにより、肝臓内の静脈の血流が促進されます。
つまり、肝臓のうっ血を起こすことで肝臓から先の静脈の血流は渋滞してしまいます。
肝臓はうっ血を起こしてしまいます。
マスクひとつで、呼吸は浅くなり、横隔膜や内臓の動きを悪くし、全身の不調へと招きやすいです。
横隔膜と肩こりの関係性
横隔膜には横隔神経と呼ばれる神経があります。
横隔神経は横隔膜の支配神経であり、横隔膜の動きをコントロールしています。
下の図の赤い線の部分が横隔膜であり、黄色の紐みたいなものが神経です。
横隔神経は首のところにある神経から分岐したものです。
首の神経と横隔神経は繋がっています。
横隔膜の動きが固くなることで、横隔神経から首の神経にも影響が出てきます。
首や肩周りの筋肉は固くなり、肩こりや首こりの症状を引き起こす可能性もあります。
酸素を全身の組織に十分に送ることもできず、筋肉内には疲労物質である乳酸が溜まり、体のだるさにもつながったりもします。
それほどに、生きるために人間は酸素を欲しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マスクだけで体にものすごく悪影響ということがご理解いただけたでしょうか?
毎日の積み重ねで、酸素摂取量が減ってしまうと簡単に肩こりや腰痛、頭痛にもなります。
マスクを1日中、身に着けている方は休憩の時間にマスクを外して深呼吸をしてみてください。