骨格矯正だけの、骨盤矯正は意味がない!

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こんにちは。

山梨県中巨摩郡昭和町の【ライフ自然療法室】の有野です。

よく骨盤矯正という言葉を聞きませんか?

たいていの骨盤矯正が関節の歪みを矯正しているかと思います。

なぜ、骨格矯正だけでは意味ないのか。

今回は、私なりの考えを含め、書きたいと思います。

骨盤が歪むとは?

 骨盤は、腸骨・恥骨・仙骨の4つの骨が組み合わさって出来ています。

図のように、骨が組み合わさって骨盤はできているため、関節が歪むと骨盤全体が歪んでくるわけです。

細かく見ると様々な歪み方がありますが、分かりやすく見ると、図のような骨盤の歪みがあります。

骨盤もいろんな歪み方があると分かったかと思います。

では、なぜ、骨盤は歪んでしまうのでしょうか?

関節が歪むとはどういうことでしょうか?

 骨盤は、円形のような形で、男性であれば膀胱や前立腺・直腸が納まり、女性であれば膀胱・子宮・卵巣・直腸が納まっています。

つまり、内臓を取り囲んでいるのが骨盤になります。

内臓は、負担がかかり疲労を起こしてしまうと、うっ血してしまいます。
そうなると、内臓の質量は重くなり、下方へ下がり、骨盤に重くのしかかります

すると、骨盤は広がり歪んでしまうわけです。

 骨格だけの問題で骨盤が歪む場合はほとんどないです。

骨格の問題があったとしても、骨盤だけ矯正して、どうこうなる問題でもないです。

別の関節に問題があり、連鎖的に骨盤を歪ませているということになります。

なので、私は周りの関節を見て、最終的に骨盤を少し微調整する程度です。

内臓下垂(ぽっこりお腹)

 骨盤が一番歪みやすいのは、内臓下垂です。

骨盤の中には、子宮や膀胱、直腸、前立腺、卵巣が納まっています。

骨盤の上には、腸や肝臓、胃、膵臓、腎臓、胆のうがあります。さらに上にいくと、横隔膜を境に肺や心臓があります。

骨盤に大きく影響を与える臓器は、肝臓や腸が多い印象です。

肝臓であれば、飲みすぎや甘いものの過剰摂取で負担がかかり、うっ血を起こします。

腸であれば、小麦粉や乳製品の過剰摂取により、負担がかかり、うっ血してしまいます。

うっ血を起こすことで、図のように内臓は下垂し、骨盤を歪ませてしまいます。

正しい骨盤矯正とは?

 前述のとおり、骨盤の関節だけ矯正しても無駄ということです。

内臓の調整も必須となります。

また、関節は連鎖的にも動いています。

例えば、O脚の場合は、骨盤は後ろに倒れ(後傾)広がります。

 私は、骨盤がなぜ、歪んでしまっているのか?の原因に対して施術していきます。

内臓がうっ血してしまっているのであれば、なぜ、うっ血してしまっているのかということです。

暴飲暴食によるものかもしれません。

あるいは、精神的ストレスで内臓の働きが低下し、負担になっているかもしれません。

 暴飲暴食により、糖分、アルコール、添加物、グルテン、乳製品などにより負担を与えていれば、クライアントさん自身が普段の食事と向き合い、改善しないとなにも変わりません。

精神的ストレスであれば、どんなことに悩み、ストレスと感じているか向き合う必要があります。

それらから、解放されることで内臓は本来の力を取り戻し、骨盤も自然と改善します。

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

骨格矯正だけの骨盤矯正がいかに無駄なのか、理解でしたでしょうか?

骨格矯正だけの骨盤矯正をしたとしても、その場では変化します。

しかし、骨盤が歪んでいる原因に施術しているわけではないので、時間が経てば、骨盤は再び歪んでしまいます。

骨盤の歪みでお悩みの方は、お待ちしております。