背中のハリ感は膵臓が原因かも?!

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こんにちは。

山梨県中巨摩郡昭和町の【ライフ自然療法室】の有野です。

膵臓って普段、どんな働きをするか知っていますか?

そして、膵臓に負担がかかることで背中のハリ感が強くなったり、肩こり、首こり、腰痛にもなります。

膵臓の働き

 膵臓の機能は2つあります。

・内分泌機能…消化液を分泌
・外分泌機能…ホルモンの分泌

内分泌機能

・アミラーゼ(糖質分解)
・トリプシン(タンパク質分解)
・リパーゼ(脂肪分解)

食べたものを消化しやすいように膵臓は働いています。

消化することにより、栄養を吸収しやすいようにしています。

外分泌機能

インスリン

 インスリンは血液中の糖分を使うことによってエネルギーを作り出します。

インスリンの不足が起きると血糖値が高くなり、糖尿病と診断されてしまいます。

インスリンが不足というよりも糖分の摂取量が多すぎて、血糖値を下げるのに追いつかずに、体のあちこちに害を与えてしまいます。

グルカゴン

 血液中の血糖値が低いときに、グルカゴンを分泌して、肝臓に糖を作らせて血糖値を上げます。

低血糖状態だと、エネルギーが体に回らない状態になります。

倦怠感や頭が働かない、やる気が起きなかったりします。

この二つのホルモンによって、血糖値は一定に保たれています。

膵臓だけでなく、肝臓の連携も大切ということです。

膵臓と背中のハリ

 膵臓は内臓のなかでも前面というよりも背部に位置しています。

下の図の青い部分が膵臓になります。膵臓の前には胃があります。

膵臓は後腹膜腔と繋がっています。

下の図の黄色の部分が後腹膜腔です。

この黄色の部分に膵臓は包まれてもいます。

 膵臓に負担がかかると、後腹膜腔も緊張を起こし、背骨、背部の筋肉も固くなります。

背中のハリにつながります。

背中のハリだけでなく、肩こり、首こり、腰痛にも関係します。

肩こり、首こり、腰痛も痛いところはすべて背中側なので、膵臓ひとつとってもさまざまな影響を及ぼすことが考えられます。

膵臓を元気にするためには?

 糖分を多くとる人、甘いものが好きな人は単純に糖分の摂取を控えることをおすすめします。

あとは脂っこいものや脂質の多い食材のチーズ、バターなども控えることをおすすめします。

お酒飲みすぎな人は、お酒も少し減らしてみるといいでしょう。

 膵臓の調子が良くないと、なにか食べたり、飲んだりした後は胃もたれを起こしたりします。消化不良で気分が優れないこともあります。

ぜひ、生活習慣も見直してみるといいと思います。

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

背中のハリ、肩こり、首こり、腰痛というと、筋肉が固まっているから痛いと思い込みがちです。

しかし、なぜ、筋肉が固まっているのか?ということが原因です。

結果だけ塗り替えようとしても原因を変えないことには何も変わりません。

日常生活に何かしら原因のヒントは隠れています。

もしかしたら、膵臓からあらゆる症状になることもあります。